ふげん社の会 6/5 19時よりYouTube生配信

6月5日(金)19時から
「東家一太郎ふげん社の会第17回」を
ふげん社YouTubeチャンネル・スタジオビッグバードから無料生配信いたします。
また、今回はすでにご予約頂きました5名のお客様にお入り頂いての公演となります。

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下記URLで6月5日(金)19時00分 より
下記URLで放送スタート
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番組は
「五稜郭始末記」
ほかのプログラムはお楽しみです!
「五稜郭始末記」は、函館での官軍と旧幕府軍の戦いの後、野晒しにされていた徳川軍兵士の亡骸を手厚く葬った侠客・柳川熊吉の物語です。
熊吉が見守った函館碧血碑の前では毎年6月に供養祭が行われています。
碧血碑には旧幕府兵士八百余名が供養されています。

インターネットライブ配信のご視聴は無料です。
投げ銭チケットをオンラインで販売いたしますので、ご購入頂けますと大変ありがたいです。
投げ銭方法については下記をご確認ください。
一太郎、美を応援したい、楽しい時間を過ごせたよ!、という方はぜひ投げ銭のご購入を何卒宜しくお願い申し上げます。
 
前回の初めてのライブ配信では、視聴者の皆さんが掛け声や拍手をコメントで送ってくださって、新しい浪曲の形が垣間見えました。
物理的な距離に関係なく参加していただけるのがインターネット配信の良さですね。
地方在住の方も、海外在住の方も、一緒にモニターの前で盛り上がりましょう!

ぜひチャンネル登録をお願いいたします。横にあるベルのボタンを押すと配信の際、通知されます。
※生放送後も、チャンネル上にアーカイブが残ります。
※会場でのご観覧を5名様まで受け付けます。ご来場の際に木戸銭を1800円頂戴します。会場観覧のお客様はこれから段階的に増やして行く予定です。ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
参加ご希望の方は下記にご連絡お願いいたします。定員に達しましたら締め切ります。
info@fugensha.jp 
03-6264-3665
 
投げ銭方法:
オンライン投げ銭を受け付けております。
ふげん社ストア(STORES.JP)か、電子マネーPayPayのスキャン支払いでご購入可能です。
投げ銭チケットの売り上げは、演者の出演料、当店のイベント運営資金に充てさせていただきます。
販売期間:2020年6月3日(水)〜6月7日(日)
※生放送後も、チャンネル上にアーカイブが残りますので、放送2日後まで投げ銭受付期間を設けています。
①「ふげん社ストア」から購入(準備中)
クレジットカード、コンビニ決済、Paypal、楽天ペイからお支払い方法をお選びいただけます。
②電子マネー「PayPay」で購入
アプリ「PayPay」からスキャン支払いをしてください。
詳しくは
ふげん社さんのホームページをご覧下さいませ。
https://fugensha.jp/events/ichitaro_17/

ちなみに
「スタジオビッグバード」とは?
大鳥神社のお膝元、下目黒・ふげん社からさまざまなエンターテイメント、アートを皆様にお届けする「スタジオビッグバード」が2020年4月に誕生いたしました。マスコットキャラクターは黄色い鳥の愉快なベベちゃんです。よろしくお願いいたします。
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6/13お江戸日本橋亭 演芸大病院に出演します

6月13日土曜日 お江戸日本橋亭
11時開演(10時半開場) 午後3時半終演予定
宮岡博英事務所主催の
「新型コロナウィルス対策演芸大病院」
に出演させて頂きます。

番組
開口一番 桂こう治
落語 春風亭弁橋
落語 橘家圓太郎
講談 宝井琴星
〜換気と仲入り〜
浪曲 東家一太郎 曲師 東家美
ドキュメント漫談 せんだみつお
上方落語 桂春若
俗曲 柳家小菊
落語 立川ぜん馬 
お囃子 柳沢きょう

御入場料金 前売3,300円(税込) 当日3,800円(税込)
当公演はチケットぴあでも御取扱があります。t.pia.jp <Pコード502-193>
 
有限会社宮岡博英事務所 
お問合せ:Tel/046 876 9227
email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp

一太郎・美は
「義士外伝 弥作の鎌腹」
を務めさせて頂きます。
バラエティに富んだ、なかなかない素敵な番組です。

宮岡博英事務所様主催の六代目伯龍先生の会など、昔よく聴きに行っていましたので、
今回お声掛け頂きましたことがとても嬉しいです。

浪曲に真っ正面からぶつかって舞台を務めます。

会場でお会いできましたら幸いでございます。
 
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5/17努力会は7/11に延期となりました

本日公演予定でございました
東武練馬 徳丸三凱亭での
東家一太郎努力会は
7月11日土曜日15時開演に延期とさせて頂きました。

Facebookとyoutubeにて後日、
三凱亭で収録しました動画をアップし、
配信させて頂きます。

万一いらしたお客様の対応に
三凱亭まで来ております。
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谷風長屋の土俵入り

NHKFMラジオ 浪曲十八番
東家一太郎 曲師 東家美
「一太郎の浅草案内 木馬亭五十年の軌跡~谷風長屋の土俵入り」は
NHKのネットラジオ「らじるらじる」の聴き逃しサービスで
5月14日(木) 午前11:50配信終了まで
パソコンやスマホでも放送を無料でお聴き頂けます‼️
まだ聴いてないよという方はこちらから是非宜しくお願いします(^O^)

今回の放送は木馬亭五十周年ゆかりの
大師匠東家楽浦のご紹介も含めて
一太郎がご案内させて頂く形にさせて頂きました。

二席目の「谷風長屋の土俵入り」は
楽浦師匠脚色の浪曲です。
師匠浦太郎のお宅の引っ越しの時に、見つけましたオープンリールのテープ。
師匠に「頂いてもいいですか」と云ったら、
「いいよ」ということで、使い慣れないオープンリールデッキでやっとこさ、テープの中身を聴きました。

楽浦師匠がどこかで口演された、おそらく他にはないとても貴重な音源です。

横綱谷風梶之助と力士佐野山権平の情け相撲の話は有名ですが、
横綱が長屋で土俵入りするという珍しい話でした。
土俵入りで貧乏神、疫病神の厄払いをするというおめでたい内容で、時間も短めの浪曲なのでお正月などにちょうど良い演目だなと思っておりました。

病気の両親の看病の為に、負けこんで幕内から十両のどん尻へと落ち込んでしまった佐野山。
弟子の花ノ島は台所を受け持って師匠を助けていますが、借金でどうにも行かなくなり、横綱谷風にお金を無尽に行きます。
谷風は親孝行の佐野山と師匠想いの花ノ島の心に打たれ、大金を持って佐野山の貧乏長屋を訪ねに行きます。
狭い狭い長屋に体の大きな力士が集まって、
天下の横綱が土俵入りをするという所が
想像すればする程、昔のマルクス兄弟の船の客室にすし詰めになるコントのような滑稽さがあります。
佐野山のセリフはほとんどないのですが、
佐野山を助けて、元の強い力士に戻って欲しいと願う花ノ島と谷風とその弟子たちの会話で、義理人情の熱い想いを描いているところは
楽浦師匠の脚色のとても巧くて、浪花節の真髄の部分です。

大金五十両を佐野山の病気の両親の為に差し出した横綱谷風に対して

〽️
台所では花ノ島
ええ お有難う存じます
横綱関よと たまりかね
はらはら落つる 涙の露を
そっと拭き取る 濡れ雑巾

という節の文句にはいつも涙が出てきます。

脇役の花ノ島を照らし出し、
啖呵で笑って泣かせて
節で泣かせて笑わせる

この感覚にハマったら浪曲の魅力から抜け出せません。
何故だかわかりませんが、声を詰まらせてむせび泣く、嗚咽します。
人間がいかに素晴らしいかを想うからでしょうか。

楽浦師匠の音源は
節が少なめで啖呵が多いので、
師匠浦太郎だったら節を多めに変えるだろう、師匠の現代的な浪曲の形に近づけようと、
美と相談し、一緒に稽古しながら、節で盛り上げて行くように変えて参りました。
まだまだ工夫や研究が必要ですが、ラジオで放送して頂くことができまして、本当に有り難いです。

新型コロナウィルスの疫病神を追い払い、
ラジオお聴きの皆様に少しでも元気に明るくなって頂きたいという気持ちを込めて務めさせて頂きました。
収録時は思いもよりませんでしたが
コロナ禍での給付金や補助金のことも、谷風の佐野山へのお見舞い金と絡めて、いかに心が大事かと気付かせて頂きました。
相撲が国技の日本に於いて、横綱の土俵入りを皆が固唾を飲んで見つめる理由も何となくわかる気がしました。



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木馬亭五十年の軌跡

今回のNHK FM浪曲十八番は木馬亭浪曲定席50周年を記念した内容にさせて頂きました。
番組のプロデューサーさんのアイデアと私と美が考えていたことが一致しました。
木馬亭を案内する浅草案内だけですと時間が短いので、もう一席加えて、二席という形になりました。

放送をお聴き下さった皆様から頂きました

また木馬亭に行きたくなった

まだ木馬亭に行ったことがないけれど、コロナが落ち着いたら行きます

というお言葉が何より嬉しいです。

放送日の5月7日は本当でしたら、1日から7日までの定席中で、木馬亭50周年の企画公演がある日でした。
新型コロナウィルスの影響でこういう事態になり、木馬亭50周年のお祝いの公演が延びてしまったのはとても残念ですが、このタイミングに放送頂きましたことに深いご縁を感じずにはいられません。

木馬亭さんと
大師匠東家楽浦、
師匠東家浦太郎
のご縁はとてもとても深いです。
師匠は今年芸歴65周年ですが、おそらく浪曲の世界に入られた頃から木馬とのご縁があります。
私も浪曲と木馬亭の雰囲気に魅せられて、
師匠に弟子入りしてから年季明けまで木馬亭定席中心の生活を送って来ました。

昨年末お亡くなりになられた根岸京子大女将さん、
今は横浜でお元気に暮らしていらっしゃるおじさん(大女将さんの弟さん)とお会いする日々が幸せでした。

今は社長と女将さんが浪曲を本当に大事にして下さり、未来ある若手の応援も親身に、惜しみなくご指導して下さいます。

浪曲定席を楽浦師匠の提案を聴き入れて50年前に始めて下さったのは
大女将さんのご主人
根岸浜吉席亭です。
お客様が十人入らないという時もある中を、大女将さんとご一緒に浪曲の灯を消さずに続けて下さいました。
浜吉席亭はとてもご苦労をなされたそうです。

いつもの「一太郎の浅草案内」は
台詞の中で大女将さんだけに登場して頂いているのですが、
50周年特別バージョンということで、
浜吉席亭と京子大女将さんご夫婦の会話を入れさせて頂きました。
浪曲の中では時間と空間を超えて、お二人にお会いすることが出来ます。

浪曲人気が低迷してお客様が本当に少ない時代を木馬亭さんが浪曲定席を続けて支えて下さいました。
今見ると、とても豪華なメンバーで、名人の先生方が出演している日もお客様が少ない時があったそうです。
そういう時を乗り越えてきた抗体がありますので、新型コロナウィルスに浪曲も木馬亭も負けません!
続けて行けば必ず新しいものが生まれて来ます。
木馬亭さんが浪曲定席を続けて下さったおかげで、私は浪曲の本当の魅力を知る事が出来ました。
木馬亭がなかったら浪曲師にはなっていなかったと思います。
そして今、沢山の木馬亭、浪曲ファンのお客様がいらっしゃいます。

木馬亭浪曲定席は5月31日までの東京都外出自粛要請が解けた後、
6月1日から再開予定です!
7日までお昼12時15分から開演です。
一太郎と美は6日土曜日、7日日曜日に出演致します。

木馬亭50周年も延長して来年2021年年末まで行う事になりました。
これからの新しい時代は義理人情を謳う浪曲の時代になりそうな予感がします。また私たちもその一端を担えるように浪曲に精進して参ります。

木馬亭へのアクセスや番組表はこちらをご覧下さいませ。


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浪曲十八番御礼 聴き逃しサービスもあります!

5月7日放送のNHKFM浪曲十八番を
本放送または、NHKらじるらじるでの聴き逃しサービスでお聴き下さいました皆様、誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。
沢山の皆様からラジオ聴いたよとご感想を頂きました。

木馬亭に行きます!浅草に行きたい!

相撲の話でスッキリした!

昔、ラジオで浪曲聴いたのを思い出した!

心癒された!

早く生の舞台が見たい!

などなど戴いた沢山のメッセージの一つ一つを胸に刻ませて頂きました。

NHKFMラジオ 浪曲十八番
東家一太郎 曲師 東家美
「一太郎の浅草案内 木馬亭五十年の軌跡~谷風長屋の土俵入り」は
NHKのネットラジオ「らじるらじる」の聴き逃しサービスで
5月14日(木) 午前11:50配信終了まで
パソコンやスマホでも放送を無料でお聴き頂けましたら幸いです
こちらです。

まだまだ未熟な芸でございますが、
NHK浪曲十八番のプロデューサーさんやスタッフの皆様の御力で放送して頂きました。

長い節もずっと弾いてくれて、私の呼吸に合わせてくれる美の三味線の力はとても頼りになり浪曲を導いてくれます。感謝しております。

おかげさまで放送も何回もさせて頂きまして、毎回新しく学ばせて頂くことばかりです。

東家一太郎と美の浪曲はずっと現在進行形ですが、
笑いと涙と感動をお客様の胸にお届けすることを第一に精進して参ります。

お客様がいつまでもお元気でいらっしゃることを東家一太郎、美心よりお祈り申し上げております。
そしてお会いできます日が来ることを楽しみにしております。
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明日5/7(木)NHKFM浪曲十八番放送頂きます

明日5月7日(木) 午前11時20分~11時50分
NHKFMラジオ 浪曲十八番にて
東家一太郎 曲師 東家美
の浪曲が放送予定です。
「一太郎の浅草案内 木馬亭五十年の軌跡~谷風長屋の土俵入り」
今回はスペシャル構成で二席お送り致します。

皆様に少しでも元気になって頂けたらと想いを込めまして一生懸命に美と2人で務めました。
NHK浪曲十八番のスタッフの皆様にも多大なお力を頂きました。
是非全国の皆様にお聴き頂けましたら幸いでございます。

NHKFM周波数は各地方によって違います。
各地方の周波数は以下へどうぞ
http://www.nhk.or.jp/fm/frequency/tvres5/h50303.htm
 
またNHKネットラジオ らじる★らじるで
インターネットでもお楽しみいただけます。
パソコンでもスマートフォンアプリでも聞けるのでこれはとても便利ですよ(^O^)

4月以降、「浪曲十八番」もNHKのネットラジオ「らじるらじる」の聴き逃しサービスの対象番組となりました。
聴き逃しサービスと言うのは、ラジオ放送後1週間以内はパソコンやスマホでも放送を無料で聴けるものです。
「浪曲十八番」は昨年から再放送がなくなったため、それを補完する意味ではリスナーにとってとても素晴らしいサービスです!
このサービスをお知り頂き、
お仕事などでなかなか本放送を聴けない皆様にも是非お聞き頂きたいと
浪曲十八番のプロデューサーさんも仰っています。
※アプリは下記のNHKサイトからダウンローでできます。
       ↓
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7日間浪曲ジャケットカバーチャレンジ 7日目最終日

7日間 浪曲ジャケットカバーチャレンジ

7日目 最終日
THE AMERICAN RECORD SP盤
東家楽遊 「赤垣源蔵」

ジャケットではありませんが、
珍しいレコード盤です。
東家楽遊(おそらく二代目)の
「赤垣源蔵」。
片面で裏はツルツルです。

AMERICANは、(株)日本蓄音機商会(日蓄)が明治末期から大正初期に使用した5つのレーベルの一つ、
とネットに出ていました。

JAPANESE SONG WITH SAMISEN
と書いてあるのも今見ると新鮮です!

実は音響機材の調子が悪く、肝心の中身はまだ聴けていません。

もう一枚は大師匠 東家楽浦の「魚屋本多」ニットーレコード
楽浦師匠のSPレコードもなかなか手に入らないと思います。

浪花節のSPレコード、見る人が見ればお宝です( ^ω^ )
私にとっては教材でもあります。学んで良い所をどんどん芸に取り入れて参ります。
100年以上前の浪曲が今も聴けるのですから凄いことですよね。

浪曲音源は最近はあまり収集していませんが、弟子入り前から手当たり次第集めて来ました。
でも段々と、師匠や関東節東家の物を中心に聴くようになってきました。
限られた人生の中で師匠の後をきちんと受け継いで、またバトンを渡すことが使命と、この頃特に感じます。
勉強しなければいけないことばかりです。

浪曲ジャケットカバーチャレンジ
沢山ありすぎて7日間じゃ足りません。

また追ってブログにアップします。
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7日間浪曲ブックカバーチャレンジ 7日目最終日

7日間 浪曲ブックカバーチャレンジ

7日目 最終日
「浪花節一代」
三好 貢 著
朋文社 昭和32年

錚々たる浪曲家の先人たちの芸談が載っています。
浪曲・浪花節の本質を知るのには一流のプロの演者の芸談が一番です。
悩み悩んで苦労して築いて来た芸の道のりを見せて下さいます。

この本には大師匠東家楽浦の文章も数ページ載っています。
直接お会いしたことはない師匠の師匠の言葉をたまに読み返して、自分の進んで行く道を正しています。

二代目東家浦太郎の弟子、
東家楽浦の孫弟子で本当に良かったとつくづく思います。

お送りして来ました、浪曲ブックカバーチャレンジ❗️

〽︎
最終日となりました
まだまだ
挙げたい 本もございますが
ちょっと一息入れまして
またの機会を 楽しみに
まず これまで

チョンチョンチョンチョンチョン
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7日間浪曲ジャケットカバーチャレンジ 6日目

7日間 浪曲ジャケットカバーチャレンジ

6日目
日本マーキュリーレコード LP
「初代東家浦太郎 野狐三次」

初代浦太郎の若い時の音源です。
曲師は関東節三味線の名人 木村八重子師匠。
マーキュリーレコードのこのシリーズは良い音源が多いです。原盤はSPレコードだと思います。

浦太郎師匠の声も伸びやかで爽やかで綺麗で、後年のイメージとは少し違います。
一世を風靡した浦太郎節。リズミカルに心地よく野狐三次の世界へ誘われます。
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7日間浪曲ブックカバーチャレンジ 6日目

7日間 浪曲ブックカバーチャレンジ

6日目
「東家浦太郎 関東節ひとすじ」
芝清之 編
月刊浪曲編集部 平成6年発行

初代東家浦太郎、昭和9年から昭和56年まで出演日誌をまとめた本です。

初代浦太郎は、私の師匠
現・二代目東家浦太郎(←太田英夫←東家浦清)の兄弟子。
お二人共に東家楽浦の弟子です。
師匠は本名 太田清
初代は本名 相馬清
年齢は二回りほど違いますが
清という名前だけでなく、
楽浦の元に13歳で入門したという点も共通しています。

さて、初代浦太郎が昭和9年、15歳の年から昭和56年まで、いつ、どこで、誰がトリを取って、何の演目を務めたかを細やかに記した数冊のノート。
これを浪曲研究家の芝清之先生が浦太郎宅で見せて貰い、まとめ上げたのがこの本です。
かなり分厚く大きな本です。
一人の芸人についてこれだけの資料というのが他にあるのかわかりませんが、とにかく出版まで至らせた芝先生も浦太郎師匠も凄いです。

戦前、戦中、戦後と東京だけでなく、日本全国津々浦々を巡業したその足跡や演目を見ているとついつい時間を忘れます。
こういう劇場や芝居小屋、公民館があったのか、など色々な発見もあります。
ちなみに函館は巴座となっています。映画館でしょうか。

浪曲史、芸能史の貴重な資料でもあるこの本は今も木馬亭で販売していると思います。
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7日間浪曲ジャケットカバーチャレンジ 5日目

7日間 浪曲ジャケットカバーチャレンジ

5日目
「夢の競演 浪曲十八番集」CD
株式会社 F I C 

呑みねぇ、寿司食いねぇ、江戸っ子だってねぇ、神田の生まれよ
の台詞で有名な
先代広沢虎造の清水次郎長伝「森の石松三十石船道中」
〽︎佐渡へ佐渡へと草木もなびく 佐渡は居よいか住みよいか
寿々木米若「佐渡情話」

昭和の浪曲、名人二人の夢の競演のCDです。
なかなかこのお二人を合わせて聴けるものはないと思います。

虎造 米若なしに浪曲は語れませんので入れさせて頂きました。
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7日間浪曲ブックカバーチャレンジ 5日目

7日間 浪曲ブックカバーチャレンジ

5日目
「森の石松」の世界
橋本 勝三郎 著 
新潮選書 1989

浪曲入門書としてとても読みやすい本です。
浪曲の歴史を彩ってきた名人上手の十八番の演目を、この節がこの台詞が好いと、それぞれ取り上げています。
浪曲の節は聴き慣れないと何を言っているか分かりづらいこともありますが、
節はこうやって聴けばよいのかと教えてくれます。
浪曲を聴きながらこの本を読んでも面白いかも知れません。
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7日間浪曲ジャケットカバーチャレンジ 4日目

7日間 浪曲ジャケットカバーチャレンジ

4日目
「蔵出し浪曲名人選25 中村富士夫 瞼の母/伊丹秀子 文七元結」
キングレコード CD

伊丹先生の「文七元結」も素晴らしいですが、
中村富士夫師匠をご紹介させて頂きます。

声も節も啖呵も、私の師匠東家浦太郎と同じで
三拍子揃った名人でいらっしゃいます!
もっと現役でご活躍して頂きたかった、生の舞台を拝見したかったと思います。
改めてじっくり聞かせて頂くと芸の巧さに感心も得心もしてしまいます。

中村富士夫師匠は豊芸プロダクション所属でいらっしゃいました。
うちの師匠の先輩に当たります。

相三味線は長年
伊丹秀敏師匠が務められました。
中村富士夫師匠の浪曲は秀敏師匠と作り上げられたもの。
浪曲師と曲師の力で、浪曲を進化させて、新しい形を作られました。

師匠二代目浦太郎もそうですが、
相三味線の秀敏師匠のお三味線がいかに凄いか、
最先端かということを物語っていると思います。

この「瞼の母」は室町京之介先生脚色。
歌謡節も入ります。
曲師は伊丹秀敏師匠。
サインも入れて頂きました。

中村富士夫師匠の浪曲入り歌謡曲のレコードは今も舞踊の人から大変な人気があると、レコードショップイサミ堂さんから伺いました。

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7日間浪曲ブックカバーチャレンジ 4日目

7日間 浪曲ブックカバーチャレンジ

4日目
「東西浪曲大名鑑」
芝 清之 編
東京かわら版
昭和57年

グラビアの舞台写真付きで当時の浪曲家、OBを紹介。
プロフィールも網羅されています。
曲師の情報もきちんと載っているのが特に素晴らしいです。

附録に浪曲家各派別系図も付いています。

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