12/26にぎわい座御礼

12月26日(土)14時開演で
横浜にぎわい座のげシャーレにて
「第六回東家一太郎うたって語って桜木町」
を務めさせて頂きました。
年末のお忙しさと大変な時期にもかかわらず
駆け付けて下さいましたらお客様に心より感謝申し上げます。
誠に有難うございました。

今年最後の会、
終わり良ければ全て良し❗️
お客様の温かい声援とお心が伝わって来まして
会場全体の雰囲気がとても楽しく嬉しく幸せな時間でした。

演目は
野狐三次連続口演第二話
木ッ端売り

そして赤穂義士伝
大石東下り
こちらは今回の為に初めて舞台に掛けさせて頂きました。

曲師は東家美です。

木ッ端売りは貧しくも親孝行の少年三次に周りの大人たちが感心をして心ほだされていく話です。
一話完結でも名作品ですが、連続読みとなるとそれまでの登場人物、話のくだりが生きて来まして
さらに作品にのめり込んで行けます。
亭主が逐電した後に、自分の病気の面倒を見てくれる三次の優しさに育ての母のお常さんはどれだけ嬉しくて泣いたかを感じながら務めておりました。
子の気持ちで親の病気が全快する。
浪曲が描く人情の温かさはとても大事です。

変わって忠臣蔵、赤穂義士伝は
耐えて忍んで行く武士の魂を描く名作です。
大石内蔵助と垣見左内
二人とも真の武士。
側に控える浪士たちも決死の覚悟。
神奈川宿の役人二人が宿と宿を行ったり来たりするところもまた面白いです。
忠臣蔵がなぜ現代でも人気があるのか??
現代に生きる私たちにも
忠臣蔵でいう仇討ち
に代わる何かを行う為に、
大切な何かを守る為に、
歯を食いしばって我慢をすることが多々あるからでしょうか。
赤穂義士に自己投影できる部分もあると思います。

大石東下りは
私がいつもやっている関東節ではなく、
関西節で務めました。
関西節の声のポイントなど関東節と違う感覚の所もあり、大変勉強になりました。

長い節がとても多い二席を全力でバッチリ弾いてくれた美に感謝です!

野狐三次の対談コーナーでは
横浜にぎわい座
布目英一館長に
大師匠東家楽浦、初代東家浦太郎
私の師匠の二代目東家浦太郎の話。
昔の木馬亭のことなど、
たっぷりお聞かせ頂けました。

前回に続いて大評判の
布目館長とのトークでした!

次回は令和3年4月24日土曜日
14時開演
チケット発売開始は
3月1日となっております。

ご予約は本日から一太郎が承っております。
お早めにお申し込み頂けましたら幸いでございます。

 TEL  090-9298-0391
    FAX  047-494-4891
    メール a1roukyokushi@gmail.com
                   (👆 a1の1は数字の1です)
    東家一太郎までお気軽にご連絡下さいませ。
    丁寧に対応させて頂きます。


野狐三次連続口演第3話
季節と横浜に合った演目を精査して参ります。