7月27日
伊勢哲監督作品
「浅草木馬亭 席亭(おかみ)さんと武春さん」を観に行って来ました。
伊勢監督は、昔からの浪曲ファン、木馬亭ファンでいらして、私が入門して木馬亭で前座修業をしていた13年前から数年間、舞台と楽屋の風景を撮影し続けて下さっていました。
「木馬亭の浪曲師たち」というDVD BOXも出していらっしゃいます。
今回の映画は昨年お亡くなりになった木馬亭大女将 根岸京子さんと
2015年に早逝された国本武春師匠のお二人にスポットを当て作られた作品です。
伊勢監督でなければ撮れない、監督のお人柄に心を許した人たちが沢山出て来ます。
私にとっては浪曲界に入りたての頃のまさに青春時代。その思い出が映画に写っているのは感動です。
木馬亭浪曲定席の楽屋の雰囲気が嘘偽りなくそのまま出ています。
整音にかなりこだわって作られたそうで、
生の舞台を観ている感覚になりました。
木馬亭大女将さんは本当に目の前で話していらっしゃるようでした。
大女将さんの浪曲への愛がヒシッヒシッと伝わってきました。
そして国本武春師匠の凄さにまた新しく気付かせて頂きました。
お亡くなりになっても、またこういう形でお会いして芸を教えて頂ける必然なのだな
と武春師匠と伊勢監督に感謝しております。
私がやることは
この映画を観て学んだことを
自らの浪曲に生かすことだけです。
新たな決意も生まれました。
この映画、
是非浅草木馬亭上映
熱望しております!
そうそう、
お客様も沢山出ていらっしゃいます。
身を乗り出して
〇〇さんだ!〇〇さんだ!
とスクリーンに食いついて観ていました(o^^o)
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