朝ドラ「エール」14話で蓄音機から浪花節

朝の連続テレビ小説「エール」第14話で

東家一太郎・美の浪曲収録音源を使用頂きました。

始まって5分ほどで浪曲が流れます。


川俣で働く裕一は銀行の職員誘われダンスホールに社会勉強に行きます。

一方、実家喜多一では父三郎が

裕一が居ない寂しさを募らせる。

食卓の蓄音機からは浪花節・浪曲のレコードの音が三郎の心情を表すように流れて来ます。


唐沢寿明さんと菊池桃子さんの会話と蓄音機から流れてくる浪曲の音が相まって、ドラマと一緒になれた感じがしまして、とても有り難いです。


レコードの音として収録しました浪曲は

二代目東家楽遊の「勤皇美談 小松嵐」

です。


〽︎殺さば殺せ馬子のとき…

という楽遊節は広く大衆に愛唱されて

レコードは売れに売れて10年間売れ続けるドル箱となったそうです。


昔の浪花節のゆったりとしたリズムが

関東節の哀愁ある三味線の音が際立ってきてテレビから聞こえて来ました。

節の文句は音量控えめであまり聴こえませんが

三味線の音と声でドラマが描く当時の雰囲気を味わって頂けましたら幸いでございます。


楽遊先生と同じ三味線の調子で合わせましたのでらしさが出ていると思います。

私的には

美の三味線の手と音がとても良く、昔の曲師の雰囲気がとても伝わって来て、感動しました。


浪曲は節と三味線二人で成り立つものということを再認識しました。

音楽そのものです。


再放送、耳を澄ましてまた見て下さいね❗️


二代目東家楽遊という先生は私の師匠

二代目東家浦太郎の師匠

東家楽浦の師匠

東家小楽遊の師匠です。

直系の師匠の浪花節を全国の皆様がご覧になっているドラマで、ずっと後進の一太郎と美が再収録させて頂けまして、本当に有り難い機会です。

楽遊先生、有難うこざいます。

また、エールご関係者の皆様、

告知を見ていただいてご覧下さいました皆様、

有難うこざいました。

心より感謝申し上げます。


古関裕而さんが川俣銀行に勤務されたのは大正の終わりから昭和のはじめくらいのようですので、

東家楽遊「小松嵐」

浪曲時代考証もバッチリオーケーです‼️


「エール」で聴く浪曲の歴史(^ω^)

〽︎ちょうど時間となりました〜


さりげなく画面の中に

蓄音機が映っていて、

隅から隅までの細かい演出が嬉しく楽しかったです。


今後も私たちに

エールを贈り続けてくれる

朝ドラ毎日楽しみです。