昨年末の
「誰でもよくわかる忠臣蔵の会」
にゲスト出演頂きました
日本で一番忠臣蔵にお詳しい
イラストレーターのもりいくすお先生と
演芸エッセイスト・白金寄席席亭 守田梢路さん。
そして一太郎、美。
2月5日新年会を兼ねての
忠臣蔵、浪曲映画観賞会。
もりい先生のお宅にお邪魔して来ました。
お酒とおつまみを手に
「誉れの陣太鼓」(東映 1957年公開)と
「赤穂義士」(大映 1954年公開)
の二本立て上映。
「誉れの陣太鼓」は
浪曲「弥作の鎌腹」の神崎与五郎と弥作の話です。
映画後半が「弥作の鎌腹」となっています。
弥作が与五郎の兄ではなく、父親という設定です。
進藤英太郎さんの弥作がとにかく良かったです。
浪曲映画ですので、途中に浪曲が入ります。
浪曲の節に合わせて映る、進藤英太郎さんの演技に感動し、食い入る様に観ました。
浪曲は天津羽衣先生と松平国十郎先生の二人という最高の人選❗️
節は5、6つぐらいですが、
絶妙なタイミングで映画の中に使用されていて監督の腕が光ります。
恋愛や悲しい場面は羽衣先生、
国十郎先生はラストシーンなど見事にお二人の節を使い分けていました。
とても素晴らしい作品でした。
大映の「赤穂浪士」は
最初に浪曲師
寿々木米若、梅中軒鶯童、富士月子、二代目玉川勝太郎
の四名が登場し口上を述べます。
原作は浪曲作家 萩原四朗先生
テイチクレコードの浪曲レコード宣伝色が強いです。
富士月子先生の動く映像はじめて見ました!
浅野内匠頭は黒川弥太郎さん。
殿中での刃傷から始まって義士本伝で行くのかと思いきや、
不破数右衛門の奥さんの話と
岡野金右衛門、吉良邸絵図面取りの大工の娘との恋愛話、
赤垣源蔵 徳利別れ
と続いて
吉良邸討ち入りから
最後の泉岳寺への行進で
オムニバス形式の登場人物が集結するといった内容でした。
米若、鶯童は当時並び称されていたのだと分かりました。
赤垣源蔵では国本武春師匠を思い出し、
もりい先生、梢路さんと
源蔵とお杉のシーンを見れましたのは感慨深かったです。
もりい先生が映画について楽しく解説して下さって、
梢路さんのコメントが入り、
最高に楽しく、勉強になる鑑賞会でした。
もりいくすお先生のブログにも書いて頂いています。
燭台に和蝋燭を灯して下さり
ムーディー❗️
それにしても
浪曲と忠臣蔵のセットは
お酒がぐいぐいと進みます‼️
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