待乳山聖天 浪曲相輪塔 浪曲協会物故者供養

浅草の待乳山聖天という
お寺をご存知でしょうか?
昔から浅草の名所として知られたお寺です。

浪曲 三門博先生の「唄入り観音経」に

遠くちらちら灯りが揺れる
あれは言問 こちらを見れば
誰を 待乳の もやい舟

とある待乳山。
写真を見て頂いてわかるように山です。
小さいケーブルカーもあります。
山の下は昔は隅田川で、もやい舟が繋いであった浮世絵を見たことがあります。

その待乳山聖天の駐車場になっているところに
日本浪曲協会の浪曲相輪塔という立派な塔と石碑があります。
ここで四年に一回
亡くなった浪曲協会の浪曲師の供養して頂く
物故者供養があります。

美、馬越ノリ子さんと連れ立って参加して来ました。

今回は
国本武春師匠、港家小柳師匠、藤田元春師匠、
玉川桃太郎師匠、米川宏師匠の
ご供養でした。

四年に一回なので私もまだ3回しか参加したことはありませんが、
浪曲という文化芸能を大切にして行かなければと気が引き締まりました。
法要を絶やさず
皆んなで浪曲を継いで行く
浪曲協会の先輩方後輩方との絆も
大事にして行きたいと思います。

帰りに向島の長命寺の桜餅を食べました。
塩見のきいた桜の葉と、甘さが上品なこしあん、濃いお茶を満喫し
短い時間にも贅沢な記憶です。