12月9日日曜日
赤坂で浪曲
野狐三次 連続読みの会、最終回を務めさせて頂きました。
ご来場下さいましたお客様、誠に有難うございました。
全6回の公演で13話
三次の生い立ちから実の親と巡り合うまで
野狐三次の物語の全編が分かるように申し上げさせて頂きました。
いらして頂きましたお客様の有難さを痛感しながらの毎回でした。
このような機会を頂き、応援して下さる
赤坂で浪曲 主催の西岡さんとお手伝い下さる皆様のお力で務めさせて頂くことができました。
また、共演の国本はる乃さん、曲師馬越ノリ子さんのお力もございます。
そして曲師東家美の三味線の力で野狐三次の物語を語ることができます。
最終回は美の代演で
美の師匠の伊丹秀敏師匠に弾いて頂きました。
「養父の仇討」と「親子対面」の二席。
私自身、
野狐三次の物語を所々しか知らない状態から
一回一回楽浦大師匠の台本と師匠の2代目浦太郎、初代浦太郎師匠の音源を中心に
勉強して参りました。
波瀾万丈の三次や他の登場人物の生涯。
江戸の火消しの勇み肌や、江戸時代の人たちの人情など
魅力が沢山詰まっています。
この「野狐三次」というお話をもっともっと
未来に向かって、浪曲でお伝えして行きたいです!
少し難しい言葉や、ちょっとした表現の中にも
江戸の昔が生きています。
浪曲という玉手箱の中に日本の大事な文化が閉じ込められています。
師匠東家浦太郎の弟子として、
東家十八番「野狐三次」を世間に広めるのは
これからの一太郎の浪曲人生の使命の一つと思っています。
一層精進して参ります。
また、来年は
赤坂で浪曲で
豊臣秀吉の若き頃を描く
「太閤記」を全五回連続読みで務めさせて頂くことになりました。
初回は4月14日日曜日 14時開演でございます。
師匠浦太郎が前名、太田英夫時代によく舞台に掛けていた十八番の演目です。
「太閤記」にさせて頂く理由は2つあります。
一つは師匠の若い頃の勢いのある浪曲を学ぶ為です。
もう一つは青年大将 秀吉の明るい出世物語を今のまだ若い時期に勉強したいという理由です。
初回まで少し期間がありますので、今から準備万端で
太閤記イヤーに臨みます。
またのご来場、何卒宜しくお願い申し上げます。
コメントをお書きください