野狐三次連続読み第五回御礼

10月14日日曜日
赤坂で浪曲 第20回
東家一太郎 野狐三次 連続読みの会
第五回がございました。

秋の行楽シーズンにもかかわらず
ご予定を繰りあわせて、
赤坂までお越し下さいましたお客様、
誠に有難うございました。
心より御礼申し上げます。

お客様に背中を押して頂いて
「野狐三次」連続で務めさせて頂く事ができております。
今まで分からなかった浪曲の難しさや楽しさ、自分の未熟さも
毎回学ばせて頂いております。
このような会の機会を頂いて、
お客様にいらして頂けます事は、めったにない有難いことと深く感謝しております。

お客様のご期待に添える芸人になれるように精進致します。

今回は
三次が井筒屋の若旦那善次郎と共に川崎大師に参詣し、酔いどれ侍に絡まれた芸者小花を助ける「大師詣で」
善次郎が小花の母、お倉婆に置き忘れた百両金を盗られる、三次と小花が兄妹と分かるという
「三次と小花」
二席続いたお話を務めさせて頂きました。

「大師詣で」は
〽️火事と喧嘩は江戸の華
の喧嘩を描いた作品で、
小花の姐さんの芸者の小気味の好い啖呵
三次の威勢の好い啖呵が
とても魅力的な台本です。
川崎のお大師様の参詣客の多い描写に江戸の昔が偲ばれます。

「三次と小花」はとても分かりやすく、面白い所も多く、上手くまとまった作品です。

二席とも鳶頭三次が揉め事を収める格好よさが際立っています。

台本を読み込んで、自分の演目して参ります。

次回第六回は
野狐三次連続読みの最終回

育ての親、礒五郎の仇、相撲取 大綱加賀次を討つ「養父の仇討」

実の親、筒井伊賀守と三次が奉行所で対面する
「三次と伊賀守」親子対面

の二席を務めさせて頂きます。

長い長い野狐三次のお話から
十三席を務めさせて頂くこの会の大団円です。

12月9日日曜日
14時30分開演でございます。
是非お越し頂けましたら幸いでございます。
ご予約お待ち申し上げております。
何卒宜しくお願い申し上げます。