多摩市和田にある
日蓮宗 経王山 大乗寺様の
施餓鬼会法要にて浪曲を務めさせて頂きました。
大乗寺 副御住職様は私と同世代でいらっしゃいます。
はじめてお会いした時に
毎年施餓鬼会法要で浪曲を、とお声がけ頂きました。
芸人冥利に尽きるといいますか、こんなに嬉しいことはございません。
今回はじめて大乗寺様に伺いましたが、
副御住職様のお人柄そのままに
素晴らしいお寺様でした。
睡蓮の花が咲き、御本堂前には爽やかな空気が流れます。
多摩の中和田横穴墓群のあった地に建てられたそうで、
御本堂裏の墓地は丘陵にあり、御参りをされる御檀家の皆様のお姿に心が洗われ清々しい気持ちになりました。
御法要の後、御本堂にて
浪曲「野狐三次〜木ッ端売り」。
御住職様はじめお寺の皆様方、
御檀家の皆様に、家族のように迎えて頂きまして、
ずっと幸せで穏やかな気持ちで務めさせて頂きました。
大乗寺様の前身のお寺は浅草猿屋町、現浅草橋あたりにあり、震災と東京大空襲を経て、多摩に移転されたそうです。
柳橋など浅草橋に近い地名が出てくる「木ッ端売り」を務めさせて頂いたのも何か御縁を感じました。
御檀家の皆様ともお話させて頂きまして、
子供の頃にラジオで浪曲を良く聴いたとか、
浪曲師が町に来て、路上にゴザを敷いて公演を見たというお話を伺いました。
こういう皆様の一つ一つのお話がとても貴重で、嬉しい交流です。
大乗寺様のホームページに
施餓鬼会法要について、
また浪曲の模様を早速アップ頂いております。
是非ご覧下さいませ。
また来年、
蓮の花咲く季節がやってくるのが楽しみになりました。
コメントをお書きください