5/10 演芸連合特撰会 御礼

 5/10は
国立演芸場での
日本演芸家連合特撰会に出演させて頂きました。
ご来場下さいましたお客様、誠に有難うございました。

番組は
   和田奈月(日本奇術協会) 「和妻」
 東家一太郎 曲師 東家美(日本浪曲協会)
 「安兵衛道場破り」
柳家小さん(落語協会)「長短」
 東京ボーイズ(ボーイズバラエティ協会)
    「歌謡漫談」
 三笑亭夢太朗(落語芸術協会)「たがや」
 ~お仲入り~
 口上
 ナイツ(漫才協会)「漫才」
 鏡味仙三郎社中(太神楽曲芸協会)「太神楽」
 一龍斎貞水(講談協会)「いかけ松」
でした。

自分たちの出番が終わってから
ずっと舞台を見て勉強させて頂きました。

これだけ沢山の芸がある
日本の演芸の世界は
世界に誇れるものと思います❗️

演芸家連合は長年
三遊亭金馬師匠が会長でいらっしゃいました。
新会長 三笑亭夢太朗師匠は
私のような若手にもお優しくして下さり、
本当に素敵な師匠でいらっしゃいます。

未来に日本の大事な演芸が続いて行くように
私も今後微力でも貢献行けるよう精進して参ります。

トリは人間国宝
一龍斎貞水先生でいらっしゃいました。
「いかけ松」
本物の芸というのはこういうものかと
胸躍りました。
演目に入られる前に
貞水先生が
「芸を聞いて感心し過ぎて
家に帰って眠れなくなるようでないと本物の芸でない」
というお話を笑いを交えてされていました。
本当に眠れなくなる位、心に刺さって気になって仕方がない素晴らしい講談を聴かせて頂きました。
貞水先生な冗談のように仰っていましたが
実は冗談でなかった訳です。

両国橋で夏の暑い日
枝豆売りの親子と川遊びをしている裕福な人たちの光景。
いかけ屋の松五郎の感情。
江戸時代の話を
まさに今この場で起きていることのように
貞水先生が語られました。

浅い芸をしている自分はまだまだまだ。
こういう深い芸があるのかと思いました。
何十年と積み重ねられた至芸です。

芸に近道は無いと教えて頂いているので
一歩一歩、懸命に歩んで参ります。