昨日3月4日の木馬亭浪曲定席は
師匠東家浦太郎、澤孝子先生という浪曲界の名人、大看板お二人が続けて出演されました。
トリを執るお二人が同じ日出演するのはとても稀です。
師匠浦太郎は「紋三郎の秀」、佐原宿で喜三郎を助ける場面です。
子母沢寛原作、東家楽浦師匠の脚色。
関東節、寄席芸の真骨頂の演目。
澤孝子先生は文芸浪曲。
山本周五郎の日本婦道記より「二十三年」。大西信行先生の脚色です。
澤先生が長年築いて来られた真骨頂の芸を勉強させて頂きました。
若い頃から浪曲界を牽引して来られた師匠と澤先生。
自他共に認める関東浪曲界の大二枚看板でいらっしゃいます。
浪曲芸の最高峰、芸界の至宝の舞台は
なんと今、毎月木馬亭で普通に見ることができます。
是非、木馬亭定席に遊びにいらして下さいませ。
本当に素晴らしいものはそこに普通にある、
という言葉を聞いたことがあります。
芸を記録するということはなかなか難しく、流れて行ってしまうものと思います。
感動の記憶し、目に焼き付けて
浪曲家の魂を受け継いで行きたいと思っております。
コメントをお書きください
亜津佐 (金曜日, 09 3月 2018 06:17)
浪曲って素晴らしい!と思うきっかけになったのは、澤孝子さんの浪曲を聴いてから。
そこから、浪曲に興味を持ち、日暮里寄席に出演された一太郎さんの
浪曲を聴いて以来ファンになりました。
(丁寧な語り口と熱意が印象強かったのです)
>感動の記憶し、目に焼き付けて><
人の脳の記憶は、感動的だったこと、味、風景、人、は
いつまでも忘れません
お客様の心のアルバムにいつまでも残る芸をこれからも!
一太郎 (金曜日, 09 3月 2018 23:32)
亜津佐様とのご縁が私にとって大変な力とさせて頂いております。
いつもお忙しい中、コメント頂きまして、温かい御心に深く感謝申し上げます。
芸人としてまだまだこれからですが、
自分自身が師匠方の浪曲を見て得た感動を、まだ実体を掴めていない浪曲の魅力を熱意を持ってお伝えできるように突き進みます。
澤孝子先生は本当に凄い先生です。
亜津佐さんと共感できて嬉しいです(^∇^)