2月7日は木馬亭浪曲定席に出演させて頂きました。
ご来場下さいましたお客様、誠に有難うございました。
私は中入り後に
たにしの田三郎が主人公の民話浪曲を
美の三味線で務めさせて頂きました。
木馬亭では久しぶりに舞台に掛けました。
たにし長者という昔話が元話、
「子育て観音霊験記 田三郎物語」というタイトルで昔、師匠がレコードで出した作品です。
脚本は室町京之介先生です。
可愛いたにしが主役ですので、
浪曲常連のおじさま方よりも
女性のお客様に良かったよと仰って頂く事が多いです。
今日はお客様のお見送りの際に
若い男性のお客様にも、良かったですとお声を掛けて頂きまして本当に嬉しかったです。
舞台からお客様の様子を拝見するだけでは、浪曲をどのように感じて下さっているのか、私の未熟さ故、なかなか感じ取れないこともございます。
お客様とお会いしてコミュニケーションさせて頂きます時間が何よりの楽しみです(o^^o)
トリは師匠東家浦太郎で
「銚子五郎蔵も那古の初五郎」。
師匠のこのネタは数年ぶりに聞きました。
やはり師匠の侠客物は
長年の浪曲家生活と時代劇愛好熱が滲み出ていて空気感が違います。
お声も本当に絶好調です!
節も、私が大好きな師匠の節遣いが飛び出しました。
師匠と一緒に木馬亭に出演できる今は
かけがえのない時間だなぁとしみじみ思っております。
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