社会人落語家あっち亭こっちさんの会に出演させて頂きました

1月22日月曜日昼間
社会人落語家 あっち亭こっちさんの両国亭での会に
東家一太郎&美、出演させて頂きました。

あっち亭こっちこと長田衛さんは、浪曲界とは長いお付き合いでいらっしゃり、
「木馬亭よ、永遠なれ」という本も出版されていらっしゃいます。
木馬亭でお会いするといつも有難いアドバイスなどを頂いております。

社会人落語、アマチュア落語、素人落語、色々な呼び方があるそうです。
社会人落語と言うと、本職の落語家は社会人ではないのか、となるので素人落語家と名乗っていると、マクラで仰っていました。
なるほど(^。^)と思いました。
アマチュア落語の会にお声がけ頂きましたのは初めてでした。
勉強させて頂くことが沢山ありました。

本間織峯さんの講談 山内一豊の妻
あっち亭こっちさんは「金明竹」とトリでたっぷり「三方一両損」。
落語歴65年という明々舎ぬの字さんは「貧乏神」という珍しい落語をされました。
貧乏神を追い出す為に啖呵売や浪曲を唸るというお話。
落語の中に浪曲の一節を3つ4つ入れて、ぬの字さんご自身が唸るというとても楽しい演出。
舞台袖で美が、落語の下座さんのように、張り切ってかけ声を掛けて弾いていました。
なかなかできない貴重な経験です。

一太郎は美の三味線で
「野狐三次 木ッ端売り」
を務めさせて頂きました。

午前中から雪が降り、
午後から更に降りが強くなるという予報にもかかわらず40人以上のお客様がいらして下さいました。

浪曲にも趣味や愛好会でやっていらっしゃる皆様が昔から沢山いらっしゃいます。
最近は浪曲の教室も盛んになって来ました。
その昔は「浪曲天狗道場」のような素人参加の浪曲番組もラジオやテレビであったそうです。
自分もやってみたいという人が増えることが、
その芸の人気に繋がり、芸能を共に支えて合っているのではないかなと思います。

プロとアマチュアの違いというのも大変難しいものだと思いました。
技術、人生経験や人間性が出るのが芸ですので、若造の私は何から何まで学ばせて頂いております。

プロとしてやらなければならないことはただ一つ。
師匠から教えて頂いたことを受け継いで自分の身で務めて、いつか後世に伝えて行けるように頑張ることです。

降り続いた雪が帰る頃には積もっていました。
都内は四年ぶりの銀世界です。

打ち上げの後、美がほろ酔い気分で
雪にうさぎを書いていました☃️