木馬亭定席4月5日御礼

木馬亭定席4月5日水曜日
出演させて頂きました。
ご来場下さいましたお客様、誠に有難うございました。

一太郎は二番目で「銚子五郎蔵と那古初五郎」を務めさせて頂きました。
久々に舞台へ掛けさせて頂きました。まだまだまだまだ研鑽が足りませんでした。
初代浦太郎師匠の十八番の演目。侠客物の難しさを改めて感じました。
今日木馬亭の舞台を通して教えて頂いた事が沢山ありました。
次回に活かして参ります。

大利根勝子師匠が口上で、大利根太郎師匠の元に行って弟子入りされた時の話をしていらっしゃいました。
目のご不自由なまだお若い頃の勝子師匠を、「今日から家の子になるのだよ」と師匠のおかみさんが仰ったというお話にぐっと来ました。
その当時昭和28年の気持ちを思い出して務めますというお言葉に真摯な気持ちに正されました。
大利根太郎師匠という方は元は東家燕左衛門というお名前で、初代浦太郎の最初の師匠だった方だそうです。
今日、私が務めました銚子五郎蔵の節の中に、初代浦太郎が使っていた燕左衛門師匠の節が入っています。
勝子師匠のお言葉が胸に刺さったのは、何かの縁が働いている気が致します。

さて、トリは師匠二代目東家浦太郎!
今日は「野狐三次 親子対面」を掛けられました。
どっしりとした師匠の芸。初代二代と東家浦太郎は節が命。
野狐三次は類を見ない浪曲演目と改めて感じます。
楽屋に師匠とお親しい漫才師 Wモアモアの東城しん師匠、そして師匠とは50年近いお付き合いの春風こうた師匠がいらっしゃいました。
師匠もとても嬉しそうでした。
こうた師匠には3日にたこ焼き屋さんでうちの師匠との昔話を色々と聞かせて頂きました。
師匠に久々に会いたいと仰っていたのですぐに実現されて有難いです。
Wモアモアのしん師匠も本当に素晴らしい師匠で、私のような若手にも細やかなお気遣いをして下さる師匠です。
見て下さい、写真を!私の十周年の会のチラシをお手に取って写して下さっています!
この抜け目のないお心遣い!
芸人とはこういうものだと勉強させて頂きました。周りに人が集まって縁が広がるのがわかります。