東家楽浦師匠の元に、昭和7年と昭和30年、
ともに「清」という名前の、13歳の少年が弟子入りしました。
初代東家浦太郎、本名相馬清
と、後の二代東家浦太郎、本名太田清
のお二人です。
お二人とも天才少年として、美声と名調子で、若い頃から才能が花開いていたそうです。
左が初代浦太郎師匠。呻るような胴声と心地好い浦太郎節。
♪火事と喧嘩は江戸の華
野狐三次の東家浦太郎で一世を風靡しました。
私は残念ながら初代浦太郎師匠には間に合わず、生の舞台を聞くことはできませんでした。
右が、私の師匠
二代浦太郎です。
初代浦太郎とは二回りほど年齢が違いますが、
初代と二代、浦太郎は兄弟弟子ということになります。
師匠は、楽浦師匠に入門して、はじめ東家浦清(うらきよ)、
昭和45年に太田英夫(おおた・ひでお)と改名して、
平成7年に二代東家浦太郎を襲名されました。
ずっと浪曲界の先陣を切って進んで来られた師匠も、
なんと男性浪曲師の最年長です。まだまだお若いですが…
声よし節よし啖呵よし三拍子揃った師匠の浪曲は、
一番新しい、現代的な浪曲だと思います。
弟子の私、一太郎は、まずその師匠の芸を身に付けて継いで行きたいと思っております。
切り絵師の柳家松太郎師匠に切って頂きました。
右が浦太郎師匠、左が一太郎です。
私の上に姉弟子二人、弟弟子が一人います。
長男弟子ということで、一太郎という名前を付けて頂きました。
さて、そろそろ国本晴美師匠と師匠浦太郎の関係を書きたいのですが、
♪
ちょうど時間となりました
ちょっと一息 願いまして
またのご縁と お預かり~
コメントをお書きください
亜津佐 (火曜日, 01 11月 2016 11:50)
おお!この切り絵・・良いですね~
一太郎さん、実物よりもカッコよく切られてません?????
師匠を敬愛し、また師匠も一太郎さんを愛情深く教えている思いが伝わる切り絵ですね
一太郎 (火曜日, 01 11月 2016 14:55)
亜津佐 様
有難うございますm(_ _)m
名人に切って頂くと、かなり増し増しになる様です(^。^)
柳家松太郎師匠に紙だけでなく、内面の深層も切り取って頂きました。
お宝ゲットした気分です。