中村吉右衛門さん主演の鬼平犯科帳が12月2日、3日放送の150回目でファイナルを迎えられるそうですね。
先日、NHKのラジオの特集番組を楽しく聞きました。
昨日のブログに、柳橋と野狐三次木っ端売りと鬼平の事を書かせて頂きました。
facebookのお友達から、
「(吉右衛門さん演じる長谷川平蔵が)木っ端売りにも心暖まる言葉をかけ、成長を見守っていくことでしょう」
とコメントを頂きました。
鬼平お頭が少年三次に温かい言葉をかけている様子が目に浮かんで来ました。
実際にそんな一話があるような、物語が進んで行くような気が致します。
歌舞伎にとても詳しいお友達が、
「歌舞伎は吉右衛門、浪曲は浦太郎、僕にとっての二大巨頭」
と常々、仰って下さいます。
吉右衛門丈と師匠東家浦太郎、私にとっても、お二人とも同じように凄い方です。
年代もほぼ同じ、半世紀をとうに超えて、一つの芸能に一心に身を捧げて、信念を持って続けて来られた方には共通する所が多いと思います。
吉右衛門丈の歌舞伎、師匠浦太郎の浪曲は、見れる内に生でできるだけ見て、学ばせて頂きたいとつくづく思います。
師匠浦太郎の十八番、私も口演しております「弥作の鎌腹」という浪曲は、歌舞伎の演目を浪曲に脚色した作品です。
歌舞伎では初代中村吉右衛門丈の当たり役、秀山十種の一つで、当代吉右衛門丈は平成二十五年十二月に国立劇場で公演されました。
吉右衛門の弥作、浦太郎の弥作が、私の心の中で、今も躍動しています。
ブログを読んで下さった方のお言葉で、鬼平と三次がリンクした様に、
「縁」や「繋がる」ということは、とても不思議で、とても大事な物と思いました。
お客様や周りの方々との縁を大事に、沢山の事を学ばせて頂きながら、芸に繋げて行きたいです。
コメントをお書きください
亜津佐 (水曜日, 19 10月 2016 03:24)
鬼平イコール吉右衛門さんですね
池波正太郎さんは、吉右衛門さんをイメージして書かれたというくらいですものね
本来の火付盗賊改めの取り調べは、拷問に近く、問答無用であったとか。
ドラマとはいえ、厳しさの中にやさしさが滲む鬼平・・・吉右衛門さんのお人柄が伺えます
一太郎節にも、{弥作の鎌腹}の味が更に洗練されますように
一太郎 (木曜日, 20 10月 2016 13:55)
亜津佐が仰るように、ドラマの中に吉右衛門さんのお人柄が伺えますね。
「弥作の鎌腹」も他の演目も、洗練して行けますよう精進致します。
有難うございます。